キャスタブル施工

キャスタブルは、水を加えて練り、流し込み、固めるタイプの不定形耐火物です。セメントのような結合材と耐火骨材を混ぜ合わせたもので、レンガのように形が決まっているのではなく、液状の状態で施工できるのが特徴です。

メリットとしては、急激な温度変化にも耐えることができ、炉の寿命を延ばすことができる耐熱衝撃性や、高温下での摩耗に強く、炉の耐久性を向上させることができる耐摩耗性、化学薬品に対する耐性が高く、腐食しにくい耐薬品性があります。

特徴

【複雑な形状への対応】: 曲面や凹凸のある形状にも均一に吹付けができるため、複雑な形状の炉や装置の内張りにも対応できます。

【継ぎ目の減少】: 吹付けるため、レンガのように継ぎ目が少なく、耐熱性や気密性を高めることができます。

【厚み調整】: 吹付ける量を調整することで、任意の厚みにすることができます。

キャスタブル吹付け

キャスタブル吹付けとは、キャスタブルを、圧縮空気を使って表面に吹付ける施工方法のことです。

キャスタブル吹付け前

キャスタブル吹付け後

キャスタブル打設

キャスタブル打設とは、キャスタブルと呼ばれる耐火物を、液状の状態で型枠内に流し込み、固めて耐火層を形成する施工方法です。

キャスタブル打設(型枠)

キャスタブル打設(型枠)

キャスタブル打設後

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